機器詳細説明

1.機器プロフィール
元に戻る


正面から見た写真です
PLLを実装していながら
メイン周波数がなんと144.48時代の無線機です
実に懐かしい!!
何故メイン周波数が144.48なんだ?!
との疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います・・・
それはネ・・・・ ヒッミッツ・・・ 知っている人だけの・・・・
写真説明:上側の内部写真です
受信部のしっかりしたフィルターが中央に見えています
下側の内部写真です
送信部が見えています


機器名:IC−200A


ICOMのPLL搭載FMモービルトランシバーです
PLLを搭載した何と!!100CHの多チャンネルにQRVできる当時では画期的な無線機でした
何せ当時は1CH増設するのに¥1千円から¥2千円必要でしたから・・・
それがなんと¥9万円を切る価格で・・・(でも高かった (T_T))
無銭家にはヨダレの出る無線機でした
だってQSOする周波数はどこでもOKと相手にさりげなく言えるのですから・・
それがIC200を持っているというステイタスなのです
この無線機から多チャンネル時代に突入したといっても過言ではない
エポックメーキングな無線機
それがIC200です

周波数範囲 144−145MHZ帯
モード FM
特徴 何てったってPLL100CHを搭載しています
PLL黎明気の逸品です
しかも操作は実に簡単!
100KHZと10KHZを合わせるだけです
144と145の選択は・・・・(秘密です)
メインチャンネルがなんと144.48MHZです
懐かしくて涙が出そうな・・・・
程度 大きなキズはありません
年代に応じたキズ、汚れあります
残念ながら動作は非常に不安定です
受信回路はOKですが肝心のPLLが144MHZ帯は動作しません
145MHZ帯も奇数(100KHZ単位)周波数では動作することもありますが
偶数周波数では動作しないようです
周波数の表示が(設定/操作方法)実に緻密なつくりでメカ的に楽しいです
カラクリ時計を触っているような感じです
考え過ぎで実用度は???ですが・・・・
このあたりの不便さが逆にアマチュアスピリットをくすぐったのかもしれません
「イヤァIC200は100CHなんだけど操作がやっかいでサァ・・・」なんてネ
そのころは10とか20CHくらいかフラフラ動くVFOが殆どでしたから・・・
コン畜生と思った輩も多かったのではと思います HI